最近、自転車保険に対する注目されるようになっています。小学生の子供が死亡事故を起こし、母親が1億円近い賠償責任を負った事故がきっかけになっています。
自転車でも加害者になるのだから、保険で準備しないといけないと言うのがその理屈ですね。確かに、億近い賠償は個人では難しいことが多いですから、考え方としては筋が通っています。
ただ、ちょっと冷静になって考えてみると、本当に自転車保険などに入る必要があるのか疑問に思う点が無いではありません。というのも、自転車が加害者になる死亡事故というのは、本当にレアなケースなのです。
年間5件程しかない
警察庁の発表によると、自転車が加害者になった死亡事故というのは、年間5件程度しか起こっていません。
例えば、「平成24年中の交通事故の発生状況」という統計によると、自転車と歩行者の死亡事故の件数は、次のようになっています。
- 14年:5件
- 15年:6件
- 16年:6件
- 17年:6件
- 18年:6件
- 19年:8件
- 20年:4件
- 21年:4件
- 22年:5件
- 23年:6件
- 24年:5件
1億人以上が住む日本で年間5件しか起こらない事故なのです。毎年何千円もかけて保険に入る必要があるかといわれると、かなり疑問だと思いませんか。月100円程度の保険だったら、まだ考えますけどね。
自転車単独の死亡事故の方が圧倒的に多い
その一方で、自転車単独の死亡事故は、毎年50件近く起きています。例えば平成24年には、47件の自転車単独での死亡事故が起きています。
つまり、自転車が加害者になって人を新なせる数よりも、単独で事故を起こし運転者がなくなるケースの方が圧倒的に多いのです。
ケガをさせたり物を壊したりするリスクには備えないといけないけどね
自転車の事故の場合、人をケガさせたり物を壊すリスクには保険で備えても良いかもしれません。こういうケースは、それなりに起こりうるリスクですからね。ですが、人を死なせてしまうリスクまで保険で備える必要性は大きくなさそうです。
そうなると、自転車保険よりも、ケガや死亡事故に備える保険の方が重要になります。とは言え、ケガに関しては公的な健康保険で十分なんですよね。となると、いわゆる生命保険だけでいいのかなあと思います。
また、人を死なせたりケガをさせるリスクや備えるのなら、それに限定した保険に入ると良いでしょう。個人賠償責任保険というのがあるのですが、その保険なら、自転車事故の加害者になった場合にも補償があります。また、月々の保険料も高くないので、自転車保険のような割高感はありません。
客観的にデータを見る限りだと、こんな感想を持ちました。
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