自動車保険の保険金を請求すると、ノンフリート等級が3つ下がります。当然ですが、ノンフリート等級が下がると、翌年の保険金は高くなります。
翌年以降も最低3年間は影響が残る
しかし、その影響は翌年だけではありません。3つ等級が下がるということは、少なくとも3年は影響が残るということなのです。
例えば、20等級だった人が事故を起こしたとしましょう。そして、その翌年から3年間は事故を起こさなかったとします。
この場合、翌年から3年間の等級は、次のようになります。
- 1年後:17等級
- 2年後:18等級
- 3年後:19等級
このように、3年間は20等級よりも低い等級になるのです。ですから、この3年間は高い保険料を払わないといけないわけですね。
等級が低い人なら影響はさらに長期化
20等級よりも等級が低い人なら、影響はさらに長く続きます。
例えばAさんとBさんはともに6等級だったとしましょう。ある年にAさんが事故を起こし、Bさんが事故を起こさなかったとしましょう。
Aさんは翌年は3つ等級さがって3等級になります。その一方で、事故を起こさなかったBさんは7等級になります。ここまでは当たり前ですよね。
さらに翌年はどうなるでしょうか。Aさんは4等級に上がりますが、Bさんも8等級に上がります。両社の等級の差はかわらないことがわかります。
つまり、Bさんが20等級になるか、Bさんが事故を起こさない限り、AさんとBさんの差は詰まらないのです。ということは、Aさんの事故の影響で、10年以上にわたって高い保険料を払うことになるわけです。
こうなると、影響はかなり大きいでしょう。
小さな事故だったら保険金を請求しない方が得
このように、ノンフリート等級が下がる影響は、何年にも及びます。ですから、ちょっとした事故なら、保険金を請求しない方が得なのです。
ちなみに、ノンフリート等級に影響する事故というのは、保険金の請求があった事故を指します。ですから、保険金を請求しなければ、翌年は一つ等級が上がるのです。そちらの方が長期的に見て有利な可能性も大きいでしょう。
そもそも、こんなことを考えなければいけないというのが、変な話のようにも思いますけどね。これが現実なので受け入れるしかありません。
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