自動車保険に限らず、個人が1年契約の掛け捨て型の保険を契約する時には、一括払いが基本でしょう。自動車保険に関して言うと、毎年の保険料は高くてもせいぜい10万円程度です。わざわざ支払うタイミングを分ける必要性は大きくないはずです。
それでも前のページに書いたように、一部の損保会社では分割払いや月払いを認めています。おそらく一定のメリットを感じている人がいるのでしょうね。一番最初は、それなりの要望があったから、分割払いに対応したのでしょうから。
具体的には、どんなメリットがあるのでしょうか?
あれ?メリットが思い浮かばない
何か分割にするメリットがあるのかと思って、あれこれ想像してみました。でも、やっぱり、あまりメリットが無いような気がします。
分割にしても料金がそれほど変わらないのなら、ある程度のメリットはあるのでしょうけどね。損害保険の場合、分割にすると5%程度は保険料が高くなるようですから。
ちょっとしたメリットだと料金アップのデメリットに負けてしまうのです。分割にするということは、すすんで高い保険料を払っているのと同じことに感じるわけです。
金銭的に相当厳しい時くらいじゃないのかなあ
唯一メリットがあるとすれば、経済的に厳しい状況にあるときくらいでしょうか。
例えば、預貯金の額が50万円を割るようなケースなら、分割払いも良いかもしれません。入院や失業などの急な出費の可能性を考えたら、50万円程度は現金に近い形で持っておくべきです。
こんなケースだったら、万一のことを考えて、自動車保険の保険料の支払いを先延ばしすると言うのは考えられる選択でしょう。
まあ要するに、手持ちのお金がそれなりにあるときには、一括で払えと言うことですね。
借金を抱えている場合は比較検討してみる価値はあるかも
ちなみに、借金を抱えている場合は、分割払いを検討してみる価値はあるかもしれません。借入先が消費者金融だと、自動車保険を分割払いにするコスト以上の金利を取られていることも多いでしょうから。
こんな場合は分割払いにして、借金の返済を優先させる方が有利でしょう。まあ率直に言って、たいした差は無いでしょうけどね。せいぜい1,000円とか2,000円程度の差でしょうから。考える時間が面倒かもしれません。
参考:SBI損保が月払いの取扱を開始
SBI損保が、月払いの取扱を開始したようです。と言っても、クレジットカードを使って支払う人限定のようですけどね。1
ちなみに、SBI損保の決済方法ですが、いかのようなものがあります。
- クレジットカード
- コンビニ払い
- スマートコンビニ払い
- ネットバンク決済
- 銀行振込
確かに、クレジットカード以外の決済方法は、月払いに向いていないかもしれませんね。毎月支払う形だと、忘れる人も一定数いそうですからね。損保会社としては避けたいところでしょう。
なお、月払いが利用できるのは、2019年3月1日以降が保険開始日である契約に限られます。また、Apple Pay 一括払いのみということです。
【最大5万円安く!】自動車保険の保険料を節約する手っ取り早い方法
自動車保険の保険料を下げようと思ったときに、一番手っ取り早い方法は何でしょうか。おそらく、損保各社から見積もりを取り、保険料を比較することでしょう。
ただ、複数者に見積もりを依頼するのは面倒です。そこで、一括で見積もりが取れるサービスを利用しましょう。簡単な一回の入力作業で、10社以上から見積もりが取れます。
保険スクエアbang!のサイトによると、平均で約2万5000円も保険料が安くなっているようです。中には、5万円以上安くなった人もいるのだとか。
ここまでのメリットがあるのなら、チェックしない手は無いでしょう。
もう少し詳しく:自動車保険一括見積もりサービスを使おう

スポンサードリンク
スポンサードリンク
関連した記事を読む
- 自動車保険の保険料は分割払いや月払いに出来るのか?
- 自動車保険の保険料について考えてみよう
- 分割にしないと保険料を払えない!車を持たない方が良いのでは?
- 自動車保険に関する疑問と答え
- 交通事故専門士という民間資格は取得のメリットがよく分からない
- トヨタのサイト内で自社ディーラーの車検を宣伝| 商魂たくましいというべきでしょうか
- 様々な特約が存在するのは損害保険会社の利益のためか?