自動車保険の任意保険に入っていない車は少なくない| 不要だと考えているのでしょうか

統計データを調べてみると、統計上2割程度の車は自動車保険の任意保険に入っていないようです。結構ショッキングな統計でした。

まあ実際は、ここまで酷くは無いと思いますけどね。それでも、公道を走る車のうちのうち一定の割合の車が、任意保険に入っていないはずです。怖い状況ですね。

「自動車保険の概況」という、自動車保険の統計データをまとめたものを読んでいたところ、興味深い事実に気づきました。興味深いというか、ちょっと怖い事実と言ってもいいでしょう。

それは、自動車保険の任意保険に入っている車は、全体の8割程度に過ぎないという事実です。

その資料では、車を大きさなどからカテゴリーに分けていました。その中で、自家用普通というカテゴリーと自家用小型というカテゴリーでは、ともに任意保険の加入率は8割程度だったのです。

もう少し正確に言うと、今回チェックしたのは平成21年度のデータです。そこで紹介されている保有車両数で任意の対人賠償責任保険に入っている数を割りました。その結果、自家用普通で81.7%、自家用小型で79.1%となったわけです。

自家用車の2割は自動車保険に入っていない?

この結果をそのまま信じるなら、自家用車の2割は任意の自動車保険に入っていないということです。その車と事故にあったらと思うと、ゾッとしますよね。

ただ、いくら何でも、自動車保険の任意保険に入っていない車が多すぎる気がします。確認のために、ネットでも色々調べてみました。計算を間違って、大嘘を書いてもいけませんし。

そうすると、確かに任意保険の加入割合が8割とか書いてあるサイトが多くありました。個人的に計算しただけなので、計算結果の正確性は保障できません。それでも、それほど大きく間違っているということは無さそうです。

かなり怖い事実ですね。

ちなみに、正確なデータが知りたければ「自動車保険の概況」で検索してみてください。損害保険料率算出機構のサイトで、最新の保険加入状況がチェックできるはずです。

実際はそこまで酷くはないのかもしれません

さて、ここまで見てきたように、結構な割合の車が自動車保険に入っていないようです。ただ、実際はそこまで状況は酷くは無いのではないかと思います。さすがに2割もの車が任意保険に入っていないとは考えにくいです。

数字が低目にでる理由の一つは、おそらく、共済が除外されているからでしょう。自動車共済は、機能としては自動車保険とほとんど同じものです。しかし厳密に言うと、任意の自動車保険では無いことになるのだそうです。

ですから、今回の紹介したような統計からははずされ、自動車保険に入っていない車が多い感じがするのでしょう。

それに、所有はしているけど、ほとんど使われない車というのも2割の中に入っているでしょう。これも加味したら、任意保険に入っていない車は、もっと減るはずです。

営業車両を含めると、さらに加入率は落ちるようです

先ほどの例は自家用車だけでした。これに営業車両を含めると、加入割合はさらに下がって7割程度になってしまうそうです。1

もっとも、上の記事によると、営業車両の場合は違う方法でリスクヘッジをしているケースもあるようです。ですから、ここでも、単純に3割が任意保険に入っていないとはいえません。

営業車両が具体的にどうしているかというと、自家保険というのをしています。任意保険に入る代わりに、あるていどの額を社内にプールしておきます。

そして、事故が起こった時に、そのお金で対応するわけです。ようするに、自社内に保険の機能を持たせるから自家保険というわけです。

大手のタクシー会社などの場合は所有する車両の台数も多いので、こういうことも可能です。おそらく、保険に入るよりは、そうとう安く上がるのでしょう。

そもそも保険というのは手数料が高い物です。高い手数料を払うくらいなら、自前で何とかした方が安上がりだという判断なのでしょうね。そうしている企業があるところを見ると、まんざら間違った認識ではなさそうです。

任意保険に入っていない車が、数%程度は走っているという認識を持ちましょう

ただ、自家保険などを勘案しても、道路を走る全ての営業車両が任意保険に入っているわけではありません。自賠責だけで特に準備はしていないという車も、少なくないのも事実です。

また、四輪車だと契約率が高くても、バイクまで含めると契約率が下がるということもあるでしょう。原付も含めた小さいバイクだと、自賠責保険の契約すらしていないケースも少なくないようです。

営業車両が自賠責にしか入っていない事が原因で、実際にトラブルになっているケースもあります。例えば、運転代行業者の随伴車が任意保険に入っておらず、事故の相手と揉めているという報道を見たことがあります。

会社の経営が厳しくなっている中小企業なら、リスクを承知の上で任意保険に入らないケースもあるでしょう。経営者の判断としては、なんとしても倒産は避けたいでしょうから。

道義的な問題は別にして、事実としてそういうケースは少なくありません。

また自家用車の場合でも、若い人が自動車保険に入りたくても入れないというケースもありそうです。なぜなら、一般に、若年層の方が任意保険の保険料が高いからです。

統計的に、若い世代の方が事故を起こしやすい事が知られています。事故を起こしやすい人たちの保険料は高くしよう考えから、10代とか20代前半の若者の保険料は高く設定されています。

その一方で、若い人は金銭的に余裕がないはずです。ですから、保険料を払えず、任意保険に入らないという人も多いのです。

さらには、入りたくないから入らないなんて人も一定割合はいるはずです。任意保険はあくまで任意ですからね。

万が一のリスクの大きさを考えれば、任意保険に入らないなんてバカバカしい話だとは思いますけどね。対人賠償責任保険と対物賠償責任保険だけは入っておけば良いと思うのですが。

まあ何にしても、任意保険に入っていない車が走っているという現実は、私達には怖いことですね。最低限、対人賠償だけは無制限で入っていただきたいものです。

保険料の見積もりサービスを使うとわかると思いますが、保障を限定すると保険料は大分安くなるはずです。

  1. 自動車保険、皆入っているの? []

【最大5万円安く!】自動車保険の保険料を節約する手っ取り早い方法

自動車保険の保険料を下げようと思ったときに、一番手っ取り早い方法は何でしょうか。おそらく、損保各社から見積もりを取り、保険料を比較することでしょう。

自動車保険の保険料が平均で2万5000円も安くなる

保険スクエアbang!サイトのコピー
平均で2万5000円、中には5万円も
安くなる人も

ただ、複数者に見積もりを依頼するのは面倒です。そこで、一括で見積もりが取れるサービスを利用しましょう。簡単な一回の入力作業で、10社以上から見積もりが取れます。

保険スクエアbang!のサイトによると、平均で約2万5000円も保険料が安くなっているようです。中には、5万円以上安くなった人もいるのだとか。

ここまでのメリットがあるのなら、チェックしない手は無いでしょう。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。