一部の自動車保険では、走行距離によって保険料が違うことがあります。そういうタイプの自動車保険に入る場合は、契約時点に年間の走行距離区分というのを使っておおよその走行距離を申告することになっています。
ちょっと気になるのが、走行距離区分を超えて走ったような場合です。こんなときには保険会社に申し出が必要なのでしょうか。そして、申し出を怠ると何かペナルティがあるのでしょうか。
走行距離には2つの考え方が
実は、この問題はちょっと厄介です。走行距離には2つの考え方があるのです。
一つは前年の走行距離を元に割引を決めるケースです。例えばイーデザイン損保は前年の走行距離を元に走行距離区分を決めます。ですから、現在の契約更新以降に走りすぎたとしても、特に申請の必要はありません。ただ、翌年の保険料は現在の契約期間の走行距離をもとに計算するので、保険料が上がる可能性が高いわけです。
もう一つの考えた方は、契約してから1年間の走行距離の予想を元に走行距離区分を決める場合です。例えば、ソニー損保はこちらのケースに該当します。このケースでは、実際に走りすぎてしまったら、走行距離区分変更の手続きが必要なケースもあります。
ソニー損保の対応はどうなっているか
今後一年の予想を元に走行距離区分を決める場合は、具体的にどのようなルールになっているのでしょうか。ソニー損保の例をもとにチェックしてみましょう。まずは、「よくあるご質問」から、関連する記述を引用してみましょう。
?:契約距離区分を超えたら補償されないのですか
A:いいえ。補償されます。
契約距離区分を超過した場合も補償には影響ありません。ただし、契約距離区分を変更するお手続きが必要ですので、契約距離区分を超えそうな場合は当社カスタマーセンターにご連絡ください。なお、「こえても安心サービス」が適用される場合は、契約距離区分変更のご連絡は不要です。
事故時の調査等により、ご申告いただいた契約距離区分を超えて走行していたことが判明した場合は、年間分の差額保険料をお支払いいただきます。
この部分の記述から2つのことがわかります。
一つは距離区分を超えそうな場合には、連絡が必要だということです。でもこれって、はっきり言って面倒ですよね。まず、保険会社tの契約の詳細を1年間覚えていないといけないわけです。でも、こんなの覚えているなんて不可能ですよね。普通は。契約した瞬間に、ほとんど忘れてしまいます。
その上、保険料を追加で払うためにわざわざ自分で連絡するわけです。率直に言って、これも気が重い話です。そう考えると、前年の実績で保険料が決まる方がありがたい感じはします。
もう一つ分かるのが、仮に報告を忘れても保険自体は適用されるということです。ですから、あまり神経質になる必要はないのかもしれません。ただ、走行距離区分を超えて走っていた場合は、保険料の差額の支払いが必要ということです。
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自動車保険の保険料を下げようと思ったときに、一番手っ取り早い方法は何でしょうか。おそらく、損保各社から見積もりを取り、保険料を比較することでしょう。
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