自賠責保険の手数料は保険料の2割程度と考えられます。どのような計算でそれが分かるのか、簡単に示して見ましょう。
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自賠責保険の手数料は保険料2割程度
自賠責保険の手数料は、支払った保険料の2割程度と考えられます。どうしてそう判断できるのか、簡単に示してみましょう。
日本損害保険協会のサイトにある種目別統計表によると、2013年4月から2014年3月の自賠責保険の国内全体の正味収入保険料は996,660(百万円)なのだそうです。正味収入保険料というのは、その年に支払われた保険料のトータルだと思っておけば良いでしょう。
次に、同じ期間の正味支払保険金も同じサイトで調べることが出来ます。正味支払保険金というのは、要するに、その年に支払った保険金の合計だと考えられます。この金額は、具体的には、781,279(百万円)です。
運用益などを無視すれば、受け取った保険料から支払った保険金の差額が手数料に相当すると考えて良いでしょう。今回の場合だと、215,381(百万円)が手数料というこになります。
これを元に、受け取った保険料に占める手数料の割合を計算すると約21.6%となります。つまり、自賠責保険の保険料の2割強は、手数料と考えられるわけです。
正味収入保険料とは
ここで、正味収入保険料の定義を確認しておきましょう。日本損害保険協会のサイトには、次のように説明されています。
元受正味保険料に再保険にかかる収支を加味し、収入積立保険料を控除したものです。
「正味収入保険料」=「元受正味保険料」+「受再正味保険料」-「支払再保険料」-「収入積立保険料」
要するに、入ってきた保険料全体から再保険の手数料と積み立て分を引いた数字ということですね。受再正味保険料というのは、再保険からの収入ということのようです。
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