自動車保険という業界は、実は、長期にわたって全く成長が無い状態です。かといって、業界として縮小しているということでもありません。
このことを確認するために、一般の業種で言う売上にあたる正味収入保険料を確認してみましょう。1994年以降の推移は以下のようになっています。1
ちょっとした上下はあるものの、正味収入保険料はほとんど横ばいといった感じになっていることがわかります。つまり、20年以上にわたって業界の規模が変わっていないわけです。
ちなみに、2013年は比較的大きく正味収入保険料が増えています。これは、損保各社で自動車保険が赤字に転落したために、保険料の値上げを行った影響でしょう。ノンフリート等級の仕組みを大きく変えたのはご存知の方も多いでしょう。
損保各社は海外に活路を求めている
自動車保険は損保会社でもっとも正味収入保険料が大きい保険です。それがこんな状態ですから、損保各社が国内で成長するのは難しくなっています。
そこで、海外の損保会社を買うところが増えて来ました。日本だけでは成長は難しいので、海外に進出しようと考えているようです。
- 日本損害保険協会のデータより作成 [↩]
【最大5万円安く!】自動車保険の保険料を節約する手っ取り早い方法
自動車保険の保険料を下げようと思ったときに、一番手っ取り早い方法は何でしょうか。おそらく、損保各社から見積もりを取り、保険料を比較することでしょう。
ただ、複数者に見積もりを依頼するのは面倒です。そこで、一括で見積もりが取れるサービスを利用しましょう。簡単な一回の入力作業で、10社以上から見積もりが取れます。
保険スクエアbang!のサイトによると、平均で約2万5000円も保険料が安くなっているようです。中には、5万円以上安くなった人もいるのだとか。
ここまでのメリットがあるのなら、チェックしない手は無いでしょう。
もう少し詳しく:自動車保険一括見積もりサービスを使おう

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