自賠責保険の手数料は任意保険に比べてかなり安いようです

自動車保険に限らず、掛け捨ての保険というのは、一般に非常に手数料が高いです。しかし、半ば公的な保険である自賠責保険は、必ずしもそんなことはないようです。確かに手数料は取られていますが、任意保険に比べると非常に小さい額なのです。

具体的に任意保険と自賠責保険で手数料がどの程度違うのか、資料をもとに検証してみましょう。

任意保険の手数料はどのくらい?

日本損害保険協会の資料によると、1年間の自動車保険の任意保険全体の正味収入保険料は3兆7648億円です。一方、1年間の正味支払保険金は2兆1541億円です。ということは、この差額の1兆6107億円程度は手数料として保険会社の懐に入っていると考えられます。

ちなみに、このデータは2013年4月から2014年3月の1年間の数字です。

このデータから計算すると、任意保険の42.8%は手数料だと考えられます。つまり、半分近くが手数料として取られていることが分かります。ちなみにこの数字は、以前計算した東京海上日動の手数料の割合と大体同じです。

自賠責保険の手数料は?

それでは、自賠責保険の手数料はどの程度でしょうか。

同じ統計から正味収入保険料と正味支払保険金は次のようになっています。

  • 正味収入保険料:9,967億円
  • 正味支払保険金:7,813億円

この数字を差し引くと、自賠責保険の手数料部分はおよそ2,154億円ということになります。これは正味収入保険料との割合で言うと、21.6%です。つまり割合で言うと、任意保険の半分程度ということになるわけです。

自賠責保険はかなり良心的な価格設定になっているのが分かります。

広告宣伝の必要が無いからでしょうか

自賠責保険の手数料が安いのは、どんな理由なのでしょうか。

一つ考えられるのが、自賠責保険は広告宣伝の費用がかからないからでしょう。保険会社も任意保険を取るためには広告宣伝にお金を使いますが、自賠責保険の宣伝なんて見たこと無いですよね。自賠責保険なんてそもそも儲からない価格設定を強制されているので、お金を使って契約を取ろうと思うモチベーションにかけるはずです。

まあ、こんなところなのでしょうね。


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