今年2月の大雪による、損保会社の保険金の支払い状況が明らかになってきました。どうやら、2,000億円規模という認識で良さそうですね。
もう少し細かく書くと、MS&ADホールディングスが約750億円という見通しで、東京海上ホールディングスが約550億円という見通しです。2つのグループを合わせると、約1300億円の保険金の支払いがある事になります。1
NKSJホールディングスは見通しを明らかにしていません。ただ、規模を考えると他の2グループよりも飛びぬけて大きくなることは無いでしょう。
損保業界は大手3グループのシェアが圧倒的です。ということは、業界全体で考えて、2,000億円前後ということでいいのではないかと考えられるわけです。あるいは、もうちょっと少ないかもしれません。
Contents
影響は限定的でしょう
ちなみに、2,000億円という金額は、損保会社にとって度の程度の負担なのでしょうか。一言でいってしまうと、額は大きいが経営に深刻な影響を与えるほどではない、と言う程度だと考えれば良さそうです。
例えば、東京海上ホールディングスの正味収入保険料は、2兆円弱です。そのうちの約550億円が保険金として支払いがあったわけです。
ということは今回の大雪は、正味収入保険料に対して3%程度の支払いがあった事になります。無視できるほど小さい額とは言いませんが、経営に影響が出るほどでもないでしょう。
火災保険が8割だったそうです
ちなみに、支払った保険金の内訳は、火災保険が8割を超えたそうです。積雪による家屋の被害に対する支払いですね。普段雪が降らない地域ですから、備えが不十分だったのでしょう。
残りの2割弱は自動車保険です。こちらも、積雪の被害による車両保険の支払いが多かったのかな。
ちなみに、積雪による家屋の破損に対して、火災保険が使えることを知らない人もいるようです。請求をしていない人は、忘れずに請求をするようにしましょう。
- <2月大雪>損害保険金支払いが過去最大に(毎日新聞)3月26日 [↩]
【最大5万円安く!】自動車保険の保険料を節約する手っ取り早い方法
自動車保険の保険料を下げようと思ったときに、一番手っ取り早い方法は何でしょうか。おそらく、損保各社から見積もりを取り、保険料を比較することでしょう。
ただ、複数者に見積もりを依頼するのは面倒です。そこで、一括で見積もりが取れるサービスを利用しましょう。簡単な一回の入力作業で、10社以上から見積もりが取れます。
保険スクエアbang!のサイトによると、平均で約2万5000円も保険料が安くなっているようです。中には、5万円以上安くなった人もいるのだとか。
ここまでのメリットがあるのなら、チェックしない手は無いでしょう。
もう少し詳しく:自動車保険一括見積もりサービスを使おう

スポンサードリンク
スポンサードリンク
関連した記事を読む
- 日本の損保業界は3メガ損保に牛耳られている
- NKSJホールディングスの自動車保険のシェアは?
- 東京海上ホールディングスの自動車保険のシェアは約27%
- 自動車保険の保険料アップも貢献| 損保大手3社が連結黒字ですって
- MS&ADホールディングスの自動車保険のシェアは?
- NKSJホールディングスの値上げ率が決定| 不思議なことがいくつかあります
- 自動車保険のシェアは3メガ損保が9割以上を占めている