朝日火災が「自転車パック」という自動車保険契約者向けの特約を発売

朝日火災が自動車保険の特約として、自転車に乗っていたときのケガなどを保障する特約を販売しました。「自転車パック」という名前の特約ですね。1

さて、この特約は使える特約なのでしょうか。ちょっと考えてみましょう。

自転車パックについてもう少し詳しく

自転車パックについて、もう少し詳しくみてみましょう。まず、記事から引用してみましょう。

自転車に乗っていて生じたケガを自動車保険で保障するための特約「自転車パック」の販売を始めた。10日以上の入院で一時金として10万円を保障。入院保険、および死亡および後遺障害の保障にも備える。

ケガをして入院したときに、一時金として10万円を貰えるというのが基本のようですね。

死亡および後遺障害についてはどうなっているのでしょうか。朝日火災のサイトをチェックしてみた限り、死亡保障については一律で300万円の死亡保険金が支払われるようです。後遺障害に関しては、12万円から300万円の範囲で保険金が支払われるようです。

率直に言って、金額としては非常に小さい印象です。この程度の保障を付ける必要があるかどうかは疑問ですね。そもそも、ケガに対しては、公的な健康保険が使えますし。

ちなみに、契約者の家族も保障の対象になります。

個人賠償責任保険も付いてきます

自転車パックには、個人賠償責任保険も付いてきます。個人賠償責任保険というのは、契約者本人または家族が人を死傷させてしまったり人のものを壊したときに、賠償金相当額の保険金が支払われる保険です。

記事ではあまり詳しく解説されていませんが、ケガの保障よりも個人賠償責任保険の方が、実はよほど重要です。記事を書いた人は、何で自転車保険の機能が必要なのか、あまりわかっていないのかも知れません。

ちなみに、個人賠償責任保険で支払われる保険金には1億円までという上限があります。1億円以上の賠償責任が生じた場合は、1億円までしか保障されないということですね。それを越える部分に関しては、自腹で何とかしないといけません。

ちょっと割高な感じはします

気になる保険料ですが、年額3,500円ということです。家族の人数や自転車に乗る頻度にかかわらず定額ということですね。

率直に言って、ちょっと高めですね。保険料が高めになる理由は、ケガに対する保障が付いているからでしょう。

一般的には、必要な機能としては、個人賠償責任保険の部分だけです。上にも書きましたが、ケガの保障は健康保険で十分だからです。

朝日火災の場合、自転車パックではなく、個人賠償責任特約だけをセットする事も可能です。コストにこだわるのなら、個人賠償責任特約のみをセットする方がよさそうです。


  1. 自転車乗車時のケガも自動車保険で保障 朝日火災が新たに特約発売(CYCLE SPORTS.jp)2014年12月18日 []

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