危険ドラッグ使用者の事故で保険金の支払遅延?| 対人賠償や対物賠償では問題ないはずだけどなあ

危険ドラッグ使用者が起こした事故で、被害者に自動車保険の任意保険の保険金支払が遅れると言う事態が起きているのだとか。なんでも、前例が無いので、審査に時間がかかるのだとか。1

保険会社の言い分としては、次のようなものなのだそうです。

損保会社広報は、西日本新聞の取材に「危険ドラッグが関係する事故は事例が少なく、はっきりとした(支払い)基準が定まっていない。1件ずつ判断している」と答えた。

払わないのではなく、あくまで支払の遅延ってこと?

一見もっともなことを言っているようですが、言い分としてはちょっと変なんですよね。というのも、自動車保険でも対人賠償責任保険と対物賠償責任保険は、飲酒運転でも無免許運転でも支払われるからです。

1件ずつ判断手、何をしているのでしょうか。ドラッグの事故だって、飲酒運転同様に支払うのが自然だと思うのですが。

ちなみに、支払が遅れるだけで、支払わないということでは無いようです。あくまで支払の遅延ということです。記事を読んだ限りですが。

何で時間がかかっているのか、良く分からないです。

過失割合が問題になるのかな

と言うことは、何が問題になっているのでしょうか。一つ考えられるとすれば、自動車側の過失割合をどうやって決めるかで困っているのかもしれません。だとすれば、一応納得はしやすいですね。

ちなみに、過失割合というのは、事故の原因が加害者と被害者の割合だと考えると分かりやすいでしょう。10対0で加害者が悪い事故もあれば、5対5で加害者も被害者も悪い事故だってあり得ます。その割合で、加害者が被害者に支払う賠償の額が違ってくるのです。

記事の中でも、危険ドラッグの事故を事件として立件するには時間がかかる、と言うようなことが書かれています。この記述からも、過失割合を決めるのが難しいということを言いたいようですね。前例がないので、どう決めていいのか判断に迷う部分があるという可能性があるわけです。

でも、記事の中では、何が難しいのかかかれていないんですよね。ちょっと不親切な記事です。こういう場合は、記者も良く分かっていないケースも多いようなんですけどね。

どのくらい待たされるのか

ところで、保険金の支払は、どの程度遅れるのでしょうか。実は、保険法に請求日から30日と期限が決められているようです。しかし、特別な調査が必要な場合で最大180日まで延ばすことが出来るのだとか。

しかし実際には、それよりも遅れているケースもあるようです。引用しいてみましょう。

ところが、昨年2月4日に天神で発生した危険ドラッグを吸引したとみられる男による事故では、巻き添えでけがをした人たちへの支払いが滞っている。関係者によると、危険運転致傷罪で起訴された男が加入していた損保会社は3月、「通常想定できない特殊な事故」との理由で支払いの留保を被害者に文書で伝えた。暴走した車に衝突され、脚にけがをした被害者の一人には12月末、捜査の推移を見て対応しているという趣旨の手紙がきた。保険金は支払われないままだ。

もう少しで1年というところですね。さすがにこれだと、被害者もたまったものではありません。

判断が難しいところだとは思いますが、被害者救済を優先させて欲しいものです。


  1. 危険ドラッグ交通事故、損保の支払い大幅遅延 「基準なし」(qBiz 西日本新聞経済電子版)1月3日 []

【最大5万円安く!】自動車保険の保険料を節約する手っ取り早い方法

自動車保険の保険料を下げようと思ったときに、一番手っ取り早い方法は何でしょうか。おそらく、損保各社から見積もりを取り、保険料を比較することでしょう。

自動車保険の保険料が平均で2万5000円も安くなる

保険スクエアbang!サイトのコピー
平均で2万5000円、中には5万円も
安くなる人も

ただ、複数者に見積もりを依頼するのは面倒です。そこで、一括で見積もりが取れるサービスを利用しましょう。簡単な一回の入力作業で、10社以上から見積もりが取れます。

保険スクエアbang!のサイトによると、平均で約2万5000円も保険料が安くなっているようです。中には、5万円以上安くなった人もいるのだとか。

ここまでのメリットがあるのなら、チェックしない手は無いでしょう。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。