2014年に軽自動車の販売シェアが初めて4割を超えたのだそうです。もう少し正確に書くと、2014年の新車の販売台数では、全体の40.9%が軽自動車でした。1
読売新聞の記事によると、1990年代には軽自動車のシェアは25%前後だったと言います。2000年頃から上昇して言ったのだとか。ということは、ここ15年くらいの間にシェアを15ポイントのばしたということですね。
以前は田舎の人が乗る車というイメージもありました
率直に言って以前は、軽自動車と言うのは田舎の人が乗るものだというイメージがありました。公共交通機関が都会ほど発達していない地域だと、足代わりとして使われていたのです。
しかし、シェア4割を占めるとなると、もうそんなイメージでは語れませんね。都会でも一定の割合で走っていないと、4割なんてシェアは達成できっこありませんから。
都会で乗る車としては相性がいいはず
ちなみに、都会で乗る車としては、軽自動車は相性がいいはずなんですよね。都内の狭い道を走るなら、車体が小さい軽自動車は向いているはずです。駐車するのも楽ですしね。
軽自動車だと安全性を気にする人も多いかもしれません。でも都会だと、死亡事故になる確率はそもそも小さいんですよね。田舎と比べれば、スピードを出して運転するケースが少ないですから。ですから、ちょっと気になる安全性と言う意味でも、都会ではマイナス要素になりにくいわけです。
ちなみに、燃費も良いから、エコを気にしている人にもいいのではないかと思います。あと、車体価格も税金も安いので、コスト面を気にしている人にもおすすめです。
今後もシェアを伸ばしていくのかも
軽自動車の販売台数に関しては、現状右肩上がりの状況が続いているようです。このままいくと予想すれば、今後もう少しシェアを伸ばしていくのかもしれませんね。
ちなみに、最初に紹介した記事の中では、次のように分析しています。
デフレが長引く中、14年の消費増税が節約志向に拍車をかけた。
デフレ傾向と消費増税で負担感が増したので、軽自動車に乗る人が増えたと言う分析です。
競争が激しくなったことで、軽自動車の商品力に磨きがかかったことも大きい。日産自動車が13年から軽自動車市場に本格参入し、スズキ、ダイハツの2強に、ホンダ、日産、三菱自動車を加えた5社が中心となってしのぎを削る。「低価格や実用性だけではない車が増えた」(自動車大手)ことで、客層が広がった。
クオリティが上がってきてのもシェアアップに影響しているという評価ですね。また、日産が入ってきたことで、販売チャンネルが増えたのも業界的には大きいのでしょうね。
将来がどうなるのかを予想するのは難しいですが、業界としてはいい傾向ではあるようです。
軽自動車だと自動車保険も安くなる
ちなみに、軽自動車だと自動車保険の保険料も節約できるようです。
まず、車体自体の価格が安いので、車両保険に関する保険料が安くなります。それだけでなく、対人賠償や対物賠償の保険料も安くなるようです。車対車の事故だと、車体が軽い分、相手に損害を与えるリスクが小さいということでしょうか。
なんにしても、自動車保険の保険料と言う観点からも、軽自動車はお得であるのは間違いありません。
- 売れる「軽」初の4割突破…スズキ8年ぶり首位(読売新聞)2015年1月6日 [↩]
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