自動車保険というのは、意外と難しい保険です。私たちが利用する可能性が高い保険の中では、ダントツで難しい保険だと言っていいでしょう。
ただ、車を持っている人にとって、自動車保険は避けて通れないものです。また、あるていどの知識が無いと、毎年何万円も無駄なお金を落とすことになります。
ちょっと大変かもしれませんが、基本の部分はしっかり理解しておきたいものです。
私たちが入る保険は意外とシンプルなものが多い
実は私たちが入る保険の多くは、意外とシンプルなものが多いです。いくつか例を見てみましょう。
例えば生命保険というのは、誰かが亡くなるとお金が貰えるというシンプルな保険です。医療保険なら、入院すると保険金がもらえます。火災保険なら、家屋が壊れればお金がもらえます。
どれも非常にシンプルなのです。
もちろん、特約を付けたりして、複雑な保険になる事もあります。あるいは生保会社の中には、以前は意図的に複雑に組み合わさった保険を作っていたところもあったようです。しかし、そういった例外を除けば、私たちが入る保険は基本的に単純なものなのです。
自動車保険は何が難しい
これらの保険に対して、自動車保険は何が難しいのでしょうか。難しいポイントは2つあります。
自賠責保険と任意保険がある
一つは自賠責保険と任意保険の2段階の設計になっていると言う点です。
自賠責保険というのは、強制保険とも言われる保険です。基本的に、すべての車が入らないといけないとされています。
任意保険と言うのは、任意と言う名前からも分かるように、入るかどうかは自分で決めることができます。基本的には任意保険にも入っている人が多いですけどね。
自動車保険はこの2つをあわせたものです。そして、自賠責保険と任意保険は独立して存在するわけではないのです。それぞれの保険の仕組みを理解した上で、任意保険に入る人は自賠責保険の事も合わせてセットで考えないといけません。
このあたりが難しい点の一つ目です。
主な補償が4つもある
2つ目のポイントは、自動車保険には様々な補償が付いているということでしょう。自動車保険の場合は、基本的には次のような補償があると考えてください。
- 事故の相手にケガをさせたり死なせてしまったときに備える補償
- 相手の車や他人の物を壊したときに備える補償
- 自分や同乗者のケガや死亡に備える補償
- 自分の車が壊れた場合に備える補償
他にも様々な特約をつけることは可能ですが、基本はこの4つです。逆に言うと、基本になる補償が4つもあるのです。
このように自動車保険の場合は、生命保険や医療保険、火災保険のように、一つの保険で一つの大きな柱と言うわけでは無いのです。そして、どの補償を付けるかとか、それぞれのをいくらまで補償出来るようにするかと言ったことは、自分で決めないといけません。
概略だけでも理解した上で契約をしましょう
このように、自動車保険というのは、非常に複雑な仕組みをしています。ただ、保険は契約ですから、最低限概略だけでも理解しておかないといけません。
理解するのは大変な作業だとは思います。でも、車との付き合いは一生です。今のうちにしっかりと理解はしておきましょう。一度理解したら、思い出すのは簡単でしょうから。
【最大5万円安く!】自動車保険の保険料を節約する手っ取り早い方法
自動車保険の保険料を下げようと思ったときに、一番手っ取り早い方法は何でしょうか。おそらく、損保各社から見積もりを取り、保険料を比較することでしょう。
ただ、複数者に見積もりを依頼するのは面倒です。そこで、一括で見積もりが取れるサービスを利用しましょう。簡単な一回の入力作業で、10社以上から見積もりが取れます。
保険スクエアbang!のサイトによると、平均で約2万5000円も保険料が安くなっているようです。中には、5万円以上安くなった人もいるのだとか。
ここまでのメリットがあるのなら、チェックしない手は無いでしょう。
もう少し詳しく:自動車保険一括見積もりサービスを使おう

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