最近ニュースで、高速道路を逆走して起こる事故に関するニュースを目にすることがあります。昔に比べると、確実に増えた印象がありますよね。
この手の事故の記事は、時々目にしています。ということは、事故にはならなかったけど逆走をしているというケースは、もっとたくさんあるはずです。
こうした逆走というのは、どのくらいの頻度で起きているのでしょうか。そして、どんな原因で起こっているのでしょうか。
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確認されているだけで年間200件程度なのだとか
東日本・中日本・西日本・首都・阪神・本州四国の各連絡高速道路株式会社の数字をあわせると、2011年から2013年の3年間で、逆走事案は541件発生しているのだそうです。1
と言うことは、年間200件弱のペースで、この手の事案が発生していることになります。大雑把に言って、2日に1回と言う感じですね。
ちなみに、この統計に上がってきているのは、「交通事故または車両確保に至った」ケースのみです。ということは、実数としてはさらに多いと考えた方が自然でしょう。把握し切れていないケースや、車両確保にいたらなかったケースもあるはずですから。
実際には、かなりの数が発生していると考えてよさそうです。調査結果に興味がある人は、NEXCO中日本のサイトをチェックしてみてください。
インターチェンジやジャンクションで逆送を開始するケースが多い
統計上では、インターチェンジやジャンクションで逆送を開始するケースが多いようです。全体の半分くらいはこのケースのようです。
本線に入るタイミングで間違えてしまうということみたいです。図解の説明を見ると、本線に入るところで、Uターンしてしまうようです。一般道か何かと勘違いするのかなあ。
この他にも、サービスエリアやパーキングエリアでの間違いもあるようです。このケースは、全体の10%弱と言うところでしょうか。サービスエリアの入り口から出てしまったり、出口でUターンする車があるようですね。
まあ、このあたりは理解できるところでしょうか。めったにないことですが、勘違いする可能性が全く無いとは言い切れません。
ちなみに、全く理解できないのが、本線で逆走をはじめると言うケースです。こういったケースが2割弱あります。高速道路の途中で止まり、Uターンしているということなのでしょうか。常識的には、ちょっと考えにくいですよね。
別のブログによると、降りるべきインターチェンジをうっかり通過した人が、あわててUターンする事があるのだそうです。高速道路は2車線以上あるので、一般道と勘違いして戻れると思ってしまうのかもしれません。ですから、逆走する車は、追い越し車線を走ることが多いそうです。
感覚的にはちょっと考えにくいですが、実際にUターンしている車があるのは、間違いない事実のようです。こんなケースに出くわしたら、どうやって対処したらいいのでしょうか。
認知症のドライバーの逆走事故は、やっぱり多いようです
上のような勘違いは、どんな人が起こしているのでしょうか。
どんな人でも起こり得るのでしょうか。それとも、何か問題を抱えた人が起こしているのでしょうか。気になるところです。
その意味でやっぱり気になるのが、「運転者の状態」という調査項目です。それによると、逆走を起こした運転者の全体の37%が認知症の疑いのある人でした。また、精神異常の人も5%いるようです。
このほか、酒気帯びで運転している人などもいるようです。つまり、逆走をしてしまう人の中で4割を超える人が、何らかの問題を抱えて運転した可能性があるということです。やっぱり、問題を抱えている人が、逆走をしている可能性が高いと言ってよさそうですね。
認知症やら精神異常やらと言うのは、ひとくくりにしてはいけないのかもしれないですけどね。人によってレベルも違うでしょうし。
ただ、運転してはいけないレベルの人も、かなりの割合で入っていてもおかしくないと考えるのが自然でしょう。実際に、統計に現れてきています。
他のドライバーの安全を考えたら対策は必要でしょう
高速道路の逆走事故に関しては、巻き込まれる人の影響も大きいですよね。一般道と比べたら、死亡事故になる可能性も小さくないでしょうから。
ですから、逆走する人を減らす努力と言うのは、ぜひやってもらいたいものです。ちなみに、今回の統計を紹介しているドキュメントの中では、注意喚起を促す標識を付けるなどの対策を紹介していました。
夜間の逆走事案が多いようですから、こうした努力も一定の効果はあるでしょう。ただ、抜本的な問題解決をはかるなら、運転する能力に問題がある人から、免許を取り上げるくらいのことはして欲しいと思います。事故を起こした本人はともかく、巻き込まれた人はたまったものではありませんからね。
まあ、免許を取り上げるとなると、反発する人も多いのでしょうけどね。
- 高速道路における逆走の発生状況と今後の対策について| NEXCO中日本 [↩]
事故車でも買い取ってもらえるサービス
通常、事故車を廃車にするときには、お金を払って処分してもらうことになります。しかし、事故車でも買い取ってくれるサービスもあるようです。
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ここまでのメリットがあるのなら、チェックしない手は無いでしょう。
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