交通事故を起こして人を死なせてしまうと、車の運転手は賠償をしないといけません。事故の相手は亡くなっているので、その家族に対して賠償金を払うことになることが多いでしょう。
さて、このような死亡事故に対する賠償金には、相場のようなものがあるのでしょうか。1人につき一律で1億円とか決まっているものなのでしょうか。あるいは、個々のケースごとにばらつきがあるのでしょうか。
事故の状況や被害者の属性で賠償金額は全然違う
交通事故の賠償に関しては、死亡者一人につき○○円と言うようなものは存在しません。事故の状況や被害者の属性で、賠償金額は全然違うのです。
事故の状況によって全然違う
事故の状況と言うのは、事故の責任はどちらのほうに重いのかという話です。単独の事故を除くと、交通事故というのは、最低でも2人以上が関与します。どちらにより重い責任があるかで、賠償金額が違うのです。
ここでは、車を運転するAと歩行者であるBの事故があったとしましょうか。この事故で不幸にもBが死んでしまったとします。
こういった事故では、どちらかが一方的に悪いと言う場合もあるでしょう。しかし、AとBの両方に多かれ少なかれ責任があるというケースも多いです。こんな場合に、どちらにどれだけの責任があるかで、AがBの遺族に支払う賠償金が影響を受けるのです。
ちなみに、どちらにどれだけの責任があるかと言う割合を、過失割合と言います。今回のケースだと、Aの過失割合とBの過失割合を足して100%になるようにして、過失割合は算定されます。
性別や年齢、職業などで賠償額が全然違う
また、被害者の属性も影響します。具体的には、被害者の年齢とか、どんな仕事をしていたのかといったことですね。仕事や年齢が、損害賠償の額に影響を与えるのです。あと、性別も関係があります。
例えば、稼ぎが多い若い男性が亡くなったりすると、賠償金の額が大きくなったりします。少なくとも交通事故の損害賠償の世界では、人間の価値は同じでは無いのです。
ちなみに、一般的には女性よりも男性の方が損害賠償の額が大きいです。また、年齢に関しては、若い方が賠償額が大きい傾向にあります。
つまり、交通事故の賠償と言う基準だけでいうと、高齢者と中年以上の女性は、非常に価値が低いことになります。命の価値は、全く平等では無いわけですね。
高額な支払になったケースをチェック
それでは、金額が大きいケースだと、どの程度の額の賠償金が支払われているのでしょうか。次のページでいくつか例をチェックしてみましょう。
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