日産自動車の元社員の男が、不正競争防止法違反(営業秘密領得)の疑いで逮捕されたのだそうです。日産の企業情報を手土産に中国の企業に転職したのではないかと見られているようです。1
こうした産業スパイとでもいえる事件は、最近多いような気がします。当然ながら、こうした事は、以前からあったのだとは思いますけどね。今ほど情報管理が徹底していなかったので、事件化しなかったのでしょうか。
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盗んだのはモーターショーの情報?
ちょっと意外だったのが、この男が盗んだとされるのが、モーターショーの演出に関する情報だったという事です。自動車メーカーの産業スパイ事件という事ですから、当然、開発に関する情報だと思ったのですけどね。ちょっと意外でした。
でも、ショーの演出に関する情報なら、専門業のコンサルティング業者がありそうですけどね。わざわざ盗まなくても、何とかなりそうな気がします。特別なノウハウがあるのでしょうか。
ちなみにこの男は、本社サーバーからごっそりと情報を盗んだようですね。「計1万8千件のファイル」を盗んだと言います。ファイルの数の多さから想像するに、関連する情報は何から何まで盗っていった感じでしょうか。相当時間をかけてコツコツ情報を取っていったのでしょうね。
派遣社員ってどういう事?
この事件で一番不思議なのが、この男は、転職先の企業で派遣社員をやっているのだそうです。こんな危ない橋を渡りながら、派遣社員をやるってどういう事なのでしょうか。
2万近いファイルを盗み出して、派遣社員にしかなれていないって、かなり違和感がありますよね。あるいは、派遣社員は仮の姿なのかもしれませんけど。
このあたりは、解明しないといけない点がありそうですね。
- 転職先の中国企業に“手土産”? 情報不正取得容疑で日産元社員を逮捕
産経新聞 2015年2月14日 [↩]
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