病院が自動車保険の架空請求詐欺| 自動車保険の詐欺事件は車両保険だけではない

自動車保険を使った保険金をだまし取るタイプの詐欺事件というと、車両保険を使ったもばかりだと思っていました。しかし、違った補償でも詐欺があるのですね。色々考えるものです。

猫

色々と悪いことを考える人はいるものですね。

車両保険を使った詐欺事件の記事は時々目にします

新聞などを見ていると、自動車保険の保険金詐欺に関する記事を時々見かけます。

これらの詐欺事件は、多くの場合は車両保険を使った詐欺事件です。車両保険というのは自動車保険の中でも、車の修理費用などを補償する保険のことです。

騙す場合は、実際には行わなかった修理を行ったことにして、保険会社から保険金を受取るのが一般的です。修理費用などが高くなりがちな高級外車などを使った事件が多いようですね。修理工場と高級外車の所有者が共謀して保険会社を騙すわけです。

有名人の近親者でも事件を起こした人がいます。タレントの国生さゆりの元夫が、このタイプの詐欺事件を起こしています。

事件が離婚した後で良かったですね。結婚していた時期なら、国生さゆりもタレントとしてダメージは免れなかったでしょう。

車両保険以外の自動車保険の保険金詐欺もあるようです

ただ、車両保険以外での詐欺事件も発生するようです。今回見つけたのは、医療機関が保険会社を騙すという手口の詐欺事件です。具体的には、中央区の整形外科院長が、医療費(MRI検査費用)の架空請求を行ったのだとか。1

今回は、運転者や同乗者のケガや死亡に備えるタイプの補償に対する詐欺事件のようですね。具体的には、搭乗者傷害保険や人身傷害補償保険に対して架空請求したようです。

手口はちょっと複雑

今回の事件ですが、手口はちょっと複雑です。

まず、保険会社に請求したのは、MRI の検査費用です。今回の容疑者の病院にはMRIの機械が無いにもかかわらず、MRI での検査費用を請求していました。

どのように請求したかというと、MRI の検査を他の病院で受けさせたことにして、その架空の請求を上乗せする形で保険会社に請求したということです。

患者には他の医療機関で検査するときに、「交通事故でけがしたことは告げず、別の医療機関でMRIを受診してほしい」と言っていたのだとか。交通事故であることを告げなければ、検査をした医療機関は保険会社ではなく患者から検査費用を受取るわけです。ですから、検査をした医療機関から不正が発覚することを防げると考えたのでしょう。

記事に書かれた情報だけだと、これ以上の詳しいことはわかりません。例えば最終的に損をしたのが、保険会社なのか患者なのかも、ちょっと分からないのです。多分、紹介した産経新聞の記事を書いている人も、100%は理解できていないような気がします。

MRIはこんな機械

ちなみにMRI はこんな機械です。体の断面図を撮影することができる器械ですね。

小さなリターンのために大きなリスクをとった印象

ただ何れにしろ、最初からかなり危なっかしい計画だと言う印象は拭えません。この手口だと、発覚しない方が不思議な気がするのです。

例えば、MRI の検査をした医療機関が不審に思えば、そこから発覚する可能性は十分にありえます。十分な理由が無いのに、MRI の検査をするなんて、あまり考えにくいですからね。

また、患者が保険会社に口止めされていたことを相談する可能性もあるでしょう。交通事故があったための検査なのにそれを口にしないなんて、患者としても違和感を感じないはずがありません。そうであれば、MRI の検査を受ける医療機関で話す可能性は十分にありますよね。

つまりこの事件は、いつ発覚してもおかしくない状況だったと考えられるのです。もちろん、記事にかかれていないような、周到な準備があった可能性もありますけどね。少なくとも記事の情報からすると、バレるべくしてバレた事件と言う感じがします。

それなのに、取ったリスクに見合うほどのリターンがあるかと言うと、そんな事もありません。というのもこの院長が騙し取ったのは、わずか180万円程度なのです。発覚したときに失う社会的な信用や経済的な損失に比べると、微々たる額と言っていいでしょう。

よほど病院経営に困窮していたのでしょうか。ちょっと理解に苦しみます。


  1. していないMRI検査費を上乗せ請求 保険金詐欺容疑で整形外科院長を逮捕
    産経新聞 2015年4月6日 []

【最大5万円安く!】自動車保険の保険料を節約する手っ取り早い方法

自動車保険の保険料を下げようと思ったときに、一番手っ取り早い方法は何でしょうか。おそらく、損保各社から見積もりを取り、保険料を比較することでしょう。

自動車保険の保険料が平均で2万5000円も安くなる

保険スクエアbang!サイトのコピー
平均で2万5000円、中には5万円も
安くなる人も

ただ、複数者に見積もりを依頼するのは面倒です。そこで、一括で見積もりが取れるサービスを利用しましょう。簡単な一回の入力作業で、10社以上から見積もりが取れます。

保険スクエアbang!のサイトによると、平均で約2万5000円も保険料が安くなっているようです。中には、5万円以上安くなった人もいるのだとか。

ここまでのメリットがあるのなら、チェックしない手は無いでしょう。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。