先日、俳優の萩原流行さんが、バイク事故でなくなりました。率直に言って、これはかなり驚きました。というのも、東京都内で交通事故で亡くなる確率は、あまり高くないという認識だったからです。
これが地方での事故なら、まだ起こりうるのかなあという感じはあります。あるいは、高速道路での事故だったら、まあ、ありうるかなあとも感じるでしょう。
バイクによる事故だったので、無いことも無いのだとは思いますけどね。それでも都内の交通事故による死亡事故は、確率的にはかなりレアな感じがするのです。
統計で確認してみましょう
都内では交通事故で亡くなる確率が低いことを確認するために色々調べていたら、警視庁のサイトで面白い統計を見つけました。全国の交通事故による死者の数と、東京都の交通事故による死者の数を比較できる統計です。1
それによると、平成26年の交通事故による死者の数は、全国で4,113人でした。それに対して、東京都の交通事故による死者の数は172人でした。
東京都の人口は1,340万人程度なのだそうです。ということは、日本の人口の10%よりちょっと多いという感じですよね。それにもかかわらず、交通事故による死者の割合は、4.2%しかないのです。
しかも、東京都というのは、近隣の県から通勤してくる人もいます。ですから日中の人口は、1,340万人よりも少し多くなるのです。例えば「平成22年 東京都の昼間人口」というページによると、平成22年の東京都の昼間人口は1,558万人なのだそうです。
つまり、最初に持った印象の通り、東京都内で交通事故死をするのは、意外と難しいことなのです。ちょっと変な言い方ですけどね。
車の死者よりもバイクの死者の方が多い
ただ、先ほど紹介した統計を詳しく見てみると、さらに意外なことが分かります。実は東京都では、車に乗っている人の死亡事故よりも、バイクに乗っている人の死亡事故の方が多いのです。
平成26年の統計によると、二輪車の死者数は45人でした。それに対して、四輪車の死者数は21人しかいないのです。
つまり、四輪車は二輪車の半分しか死者がいないのです。これって、かなり驚くべき数字ですよね。走っている台数からすると、圧倒的に四輪者の方が多いわけですから。
全国の統計を見ると、二輪車の死者数が697人だったのに対して、四輪車 の死者数は1,370人でした。走っている台数からすると二輪車の死者数は多いと思うのですが、それでもさすがに四輪車の半分程度しかないわけです。如何に東京が異常なのかがよく分かります。
ちなみに、東京都は自転車の死者数も多くて、38人いるようです。四輪者の死者数よりも自転車の方が多いわけですね。
東京都に限って言うと、自転車とバイクに乗っていると、死亡事故にあいやすいということです。
東京都に住む人は自動車保険の見直しも必要なのかも
今回紹介した統計で個人的に一番衝撃的だったのが、東京都の四輪車の事故での死者がわずか21人だったという点です。全国の死者数の、たった1.5%でしかないのです。
これって、相当すごいことですよね。上に書いたように、日本人の10人に1人以上は東京都民です。それにもかかわらず、全体の1.5%しか死者がいないのですから。
この事実は、自動車保険の契約をするときに、十分に考慮しないといけない点ですよね。つまり、ドライバーや同乗者に関する補償は、いらない可能性が大きいという事です。完全になくさないまでも、補償は小さくしても良いのかもしれません。
そもそも同乗者やドライバーのケガに関しては、かなりの部分は公的な健康保険で対処ができます。また、民間の医療保険に入っていて、そちらの保険が使える場合も多いでしょう。そうなるとケガに関しては、心配は要りません。
そして東京に住んでいれば、自動車に乗っていて死亡するケースが少ないわけです。となると、ドライバーや同乗者に対する補償は、実は無くても良いのかもしれないと思いますよね。
今回の件とは関係なく、個人的には、ドライバーや同乗者に対する補償は必要性が小さいと思っています。その上こんなデータを見ると、ますます要らないものだという印象を強くしました。少なくとも、東京に住む人は。
- 二輪車の死亡事故統計| 警視庁 [↩]
事故車でも買い取ってもらえるサービス
通常、事故車を廃車にするときには、お金を払って処分してもらうことになります。しかし、事故車でも買い取ってくれるサービスもあるようです。
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ただ、複数者に見積もりを依頼するのは面倒です。そこで、一括で見積もりが取れるサービスを利用しましょう。簡単な一回の入力作業で、10社以上から見積もりが取れます。
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