自動車保険に関しては誤解が多いようですね

損保ジャパンが自動車保険の値下げを行うというニュースを見つけました。平均で0.2%の保険料を下げるのだとか。1 それほど大きな値下げではありませんが、ドライバーとしては値上がりするよりは良いですよね。

それでも、具体的な額にすると、ちょっとがっかりします。仮に年間の保険料が10万円として、200円の値引きにしかならないからです。まあ、誤差みたいなものです。

コメント欄が興味深い

個人的に興味を持ったのは、このニュース自体ではありません。所詮は100円から200円程度が下がると言うだけの話ですからね。

それ以上に、Yahoo!ニュースのこの記事へのコメントが非常に興味深いものでした。完全に自動車保険に関して誤解していると思えるものばかりだったのです。

ご存知の方も多いと思いますが、Yahoo!ニュースのコメント欄に関しては、基本的に誹謗中傷の類が多いです。でも今回の場合は、他の記事の批判とはちょっと違うようなのです。

完全に無知であるがゆえに、筋違いの批判をしているものがかなり多いようです。分かっていないのに、自信満々で批判をしているわけです。

率直に言って、自動車保険保険や保険そのものに対する理解って、あまり進んでいないのだなと思わせる内容でした。

以下、いくつかご紹介しましょう。

保険会社は儲けすぎ?

この手のコメント欄に多いのが、「儲けすぎている」という批判です。

貰い事故でも、過失割合がつくと等級下がるからね。
保険会社は儲けすぎでしょう。

本当に損保会社が儲けているとしても、そもそも民間企業である損保会社が儲けすぎたところで、誰かに批判される筋合いはありません。でも、それ以前に、自動車保険に関してはほとんど儲かっていないのが現状です。

一昨年あたりは業界全体で自動車保険部門は赤字だったはずです。他の保険で儲かったので、損保会社の決算自他は悪いものでは無かったですけどね。

ということで、儲けすぎ批判に関しては、全くの出鱈目です。逆に、値下げしすぎというべきなのです。

ちなみに、自動車保険の分野だけ赤字になったのは、各社の保険料の値下げ競争が過熱化したためでした。自動車保険の部門だけだと、赤字になってしまいました。

そこで、ノンフリート等級のシステムをいじって、何とか黒字になるようにしたわけです。結果的に、「自分に責任が無い事故で保険金を貰っても、翌年以降の保険料が上がる」と言う、ちょっと理解しがたい仕組みになってしまいましたけど。

高齢者の保険料を上げるべき

最近は高齢者の事故が多いので、高齢者の保険料を上げるべきだという意見もありました。

高齢者の保険料上げて 運転諦めるくらい 事故おおすぎ

実はこれも誤解なんですよね。

高齢者の事故が増えたのを受けて、多くの保険会社では既に高齢者の保険料を値上げしています。リスクに応じた保険料を払うと言うのが保険の原則ですから、それに従って保険料を決めているのです。

また、このコメントでは「運転諦めるくらい 事故おおすぎ」と書かれています。でも、これも誤解だと思われます。

実は交通事故による死者の数は劇的に減っているのです。過去には全国で年間1万人以上の死者がいましたが、最近は4,000人台にまで減っています。

車の性能がよくなったので、かなりぶつかりにくく成っているわけです。

意味不明の批判も

もちろん、本題とはずれたような、意味不明の批判もちゃんと(?)ありました。Yahoo!ニュースのコメント欄ですから、あまり珍しくもありませんが。

0.2%?!アホ過ぎ。
ってか、この前の貰い事故判例とかを見て
マジで無保険の方が実はお得!みたいになりかねないからな。

「この前の貰い事故判例」というのは、福井地裁で出た、貰い事故の車のドライバーに4,000万円の賠償を求める判決のことでしょう。2 たしかに、この判決は、不可解なものだったと思います。

でも、こんな変な判決が出たからと言って、保険に入らない方がお得なんていう話には絶対にならないですよね。なぜなら、保険に入っていなくても賠償責任は負うからです。

仮に今回の4,000万円の賠償金を支払うという判決で確定した場合、任意保険に入っていなければ、1,000万円は自腹で支払わないといけません。常識的に考えて、1,000万円は個人にはちょっと厳しい額ですよね。

しかし、自動車保険の任意保険に入っていれば、個人の負担はありません。敢えて言うと、翌年以降の保険料が上がることくらいでしょう。

ですから、あんな無茶苦茶な判決が出るくらいなら、自動車保険には絶対に入らないといけないという結論になるはずなのです。結論が正反対なのです。

このコメントをした方は、どういう理屈で「無保険の方が実はお得!」なんていう結論に達したのでしょうか?ちょっと理解に苦しみますね。ぜひ聞いてみたいものです。

まあ、Yahoo!ニュースのコメント欄らしいと言えば、そうなのですが。

これは共感しました

非常に共感できるコメントもあったので、最後にご紹介しておきます。

値下げの前に社名を何とかしろって。

これはその通りですよね。

「損保ジャパン日本興亜」なんていうセンスの無い名前を見ると、それだけでも契約を避けたいと思ってしまいます。もちろん、昔の社名を引きずるほうが有利な点もあるのでしょうが、外から見ていると縄張り争いをした結果としての妥協の産物としか思えません。

誰の方を見て経営をしているのか、ちょっと疑いたくなってしまいますよね。ですから、改名した方が良いという案には、完全に同意します。


  1. 損保ジャパン日本興亜が自動車保険を値下げ 12年ぶり、平均0・2%
    産経新聞 2015年5月11日 []
  2. 福井地裁の「もらい事故」判決が出された背景とは?
    THE PAGE 2015年5月7日 []

【最大5万円安く!】自動車保険の保険料を節約する手っ取り早い方法

自動車保険の保険料を下げようと思ったときに、一番手っ取り早い方法は何でしょうか。おそらく、損保各社から見積もりを取り、保険料を比較することでしょう。

自動車保険の保険料が平均で2万5000円も安くなる

保険スクエアbang!サイトのコピー
平均で2万5000円、中には5万円も
安くなる人も

ただ、複数者に見積もりを依頼するのは面倒です。そこで、一括で見積もりが取れるサービスを利用しましょう。簡単な一回の入力作業で、10社以上から見積もりが取れます。

保険スクエアbang!のサイトによると、平均で約2万5000円も保険料が安くなっているようです。中には、5万円以上安くなった人もいるのだとか。

ここまでのメリットがあるのなら、チェックしない手は無いでしょう。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。