交通事故の確率はかなり小さい(死亡確率は0.0029%/年)| 人身傷害保険とか搭乗者保険とかって要る?

1年間普通に生活していたとします。あなたが交通事故にあってケガをする確率はどの程度あるのでしょうか。

この確率の低さを知ると、自動車保険の中のある補償の必要性に疑問を感じるかもしれません。これだけ確率が低いのなら、交通事故だけに備えることも無いのではないかと思うはずです。

交通事故での死者って人口比でどのくらい?

警察庁交通局の「平成29年中の交通事故の発生状況」というレポートによると平成29年の1年間で交通事故で死傷した人の数は、次のような感じでした。

  • 人口10万人当たり死者数:2.91人
  • 人口10万人当たりの重傷者数:29.1人
  • 人口10万人当たりの軽傷者数:428.5人

ちなみに、死者数というのは交通事故発生から24時間以内に亡くなった人の数です。重傷者数は30日以上の治療が必要だった人数、軽傷者数は30日未満の治療が必要だった人数を指します。また、交通事故での死傷者なので、車に乗っていた人だけではなく、バイクや自転車に乗っていた人も歩行者も含みます。

さて、10万人当たりの死者数が2.9人で、重傷者数は29.1人です。どちらも意外と小さい数字です。

確率にすると、それぞれ0.0029%と0.0291%ですね。はっきり言って、誤差みたいな数字と言って良いでしょう。つまり、交通事故で大けがをしたり亡くなったりする確率は、実はかなり小さいのです。

もちろんこの数字はあくまで平均値です。車によく乗る人だと確率は高くなるかもしれません。あるいは、高齢者だと歩行中の事故が多いでしょうから、確率が上がるでしょう。

まあ、何にしても、交通事故で死傷する確率は非常に小さいことを、まず理解しておきましょう。

さて、この数字が小さいことと、自動車保険はどう関係するのでしょうか。

人身傷害保険と搭乗者保険

民間の自動車保険の機能は、次の4つです。

  • 対人賠償保険:事故の相手を死傷させたときの損害賠償のための補償
  • 対物賠償保険:モノを壊した時の損害賠償のための補償
  • 人身傷害保険・搭乗者保険:ドライバーと同乗者が死傷に備える補償
  • 車両保険:車の故障に備える保険

このうち、交通事故で死傷する確率と関係するのは3番目の「ドライバーと同乗者が死傷に備える補償」でしょう。これだけ確率が低いのに、ドライバーと同乗者の死傷に備える必要があるのかという事ですね。

ちなみに、対人賠償保険と対物賠償保険は、確率の大小にかかわらず入らないといけません。というのも、例えば万一相手を死なせてしまったりすると、億単位の賠償責任を負うことになる可能性があるからです。そんな額は個人では到底払えませんから、確率が低くても入らないといけないのです。

そして、車両保険は違う理由で交通事故の確率とは関係がありません。というのも、そもそも車両保険を使うケースは交通事故だけでは無いからです。また、必要性の判断も、事故の確率とは別のところにあります。

人身傷害保険と搭乗者保険の必要性は小さいと考えるべき

人身傷害保険や搭乗者保険の必要性が小さいというと、ちょっと驚く人もいるかもしれません。その感覚は理解できます。家族が交通事故で死傷したら、一家にとっての大問題だからです。

でも、家族が亡くなる事への備えを、自動車保険でしないといけないという事はありませんよね。あなた本人や家族の死傷は、別の保険で備える事が出来ます。

発生確率が低い事故なのですから、交通事故を特別扱いするのではなく、他の原因での死傷と同じように考えるべきでしょう。具体的には、ケガに対処するなら公的な健康保険でかなりカバーできます。死亡に関しては生命保険を使った方が良いですよね。また、公的な遺族年金もあります。

つまり、他の死傷に備える保険を中心に考え、自動車保険での備えは限定的でいいと割り切る方が合理的なのです。

ここからの1年間であなたが死傷するケースは、交通事故だけではなく病気をすることも考えられます。階段から落ちるなんてこともあり得るでしょう。交通事故以外のケースも広くカバーできるものを選ぶ方が、はるかに合理的です。

家族以外の同乗者は対人賠償保険が使える

ちょっと気になるのが、家族以外を乗せていて事故を起こした場合です。友人を乗せていて交通事故を起こしてしまうなんてことも、あり得ない話では無いでしょう。

こんなケースでは、生命保険や健康保険は関係ないですよね。そして、こういったケースでは、あなたが賠償責任を負う可能性もあります。

人身賠償保険の補償を小さくすると、損害賠償に対処できるのでしょうか。

実はこんな場合は、対人賠償保険という自動車保険の代表的な補償が使える事が多いです。このケースでも人に対する損害賠償に備えるわけですから、対人賠償で対応してくれるという考え方です。

ですから、特別な方法で同乗者の死傷について備える必要はありません。

人身傷害保険と搭乗者保険は見直しの余地あり

「ドライバーと同乗者が死傷に備える補償」で代表的なのは、人身傷害保険と搭乗者保険です。上に書いた理由から、この2つの補償の必要性は疑問なんですよね。

特に、そもそも2つの補償がある理由がさっぱりわかりません。同じ趣旨の補償を重複してつけることに特にメリットはないはずなんです。

何もつけないのが不安という事であれば、人身傷害保険だけをつけておけば十分でしょう。しかも、保険金の上限を抑えるような契約にすると良いでしょう。

そういう見直しをすることで、多かれ少なかれ保険料は節約することが出来るでしょう。

要らないと言っている人は見かけない

ここまでの話を整理してみましょう。

自動車で同乗者が死傷した場合でも、家族以外の同乗者の心配は不要です。対人賠償保険が使えるからです。

そして、自分や家族の死傷に関しては、公的な保険や生命保険を使って包括的に考える方が合理的です。発生確率が低い交通事故での死傷を、他の要因での死傷と分けて考える必要はありません。

こんな状況ですから、人身傷害保険に関しては、不要論を唱える人がいても良さそうなんですけどね。これに関しては、あまり不要という人を見かけません。本当に不思議です。

一応、3,000万円あれば十分という人はいるようですけどね。ただ、具体的な金額を挙げて説明している割には、今一つ納得できる説明ではありませんでした。


事故車だって買い取ってもらえる

事故車でも買い取ってもらえるサービス

通常、事故車を廃車にするときには、お金を払って処分してもらうことになります。しかし、事故車でも買い取ってくれるサービスもあるようです。

【最大5万円安く!】自動車保険の保険料を節約する手っ取り早い方法

自動車保険の保険料を下げようと思ったときに、一番手っ取り早い方法は何でしょうか。おそらく、損保各社から見積もりを取り、保険料を比較することでしょう。

自動車保険の保険料が平均で2万5000円も安くなる

保険スクエアbang!サイトのコピー
平均で2万5000円、中には5万円も
安くなる人も

ただ、複数者に見積もりを依頼するのは面倒です。そこで、一括で見積もりが取れるサービスを利用しましょう。簡単な一回の入力作業で、10社以上から見積もりが取れます。

保険スクエアbang!のサイトによると、平均で約2万5000円も保険料が安くなっているようです。中には、5万円以上安くなった人もいるのだとか。

ここまでのメリットがあるのなら、チェックしない手は無いでしょう。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。