自動車保険の手数料は保険料の約5割?

以前別のページで、自動車保険の手数料は保険料の約4割ではないかという事を書きました。最近になって別の資料を調べてみると、実は約半分は手数料であることが分かりました。

手数料が5割ということは、10万円保険料を払っても、保険金として使われるのは5万円だけという事です。掛け捨て保険の実態を知らない人なら、ちょっとびっくりするでしょう。

このーページでは、何を根拠に手数料が保険料の5割と判断したのかをご紹介します。その上で、この事実とどう向き合えば良いか考えてみましょう。

保険料(収入)と保険金(支払い)

損害保険料率算出機構の「自動車保険の概況(2017年)」という資料を見ると、2016年度の全ての損害保険会社の保険料(保険会社の収入)の合計と保険金(保険会社からの支払い)の合計が分かります。具多的には、次のような数字が載っていました。

  • 保険料:37,395憶円
  • 保険金:18,950憶円

要するに、保険会社全体で見ると、約3.7兆円が入ってきて約1.9兆円が出て行ったわけですね。この差額が契約者にとっての手数料と考えられます。

この手数料から保険会社の人件費が支払われたり、保険会社の利益が出たりするわけですね。

率にして考えてみましょう

さて、これを率にして考えてみましょう。

保険料と保険金から、保険料の51%が保険金として支払われている事がわかります。ということは、逆に言うと、49%が手数料として取られたという事です。まさに、約5割が手数料というわけです。

半分手数料だと思うと、保険料を払うのが嫌になりますね。でも、掛け捨て保険の手数料は、他の保険でも大体こんなものです。

意外と知られていませんが、保険と言うのはものすごく手数料が大きいのです。保険会社は極力それを表に出さないようにしていますけどね。バレたら契約者が減りますから。

自賠責は含んでいません

ちなみに、この金額には自賠責保険を含みません。自賠責の保険料と保険金の合計は、それぞれ次のようになっています。

  • 保険料:11,374憶円
  • 保険金:8,175憶円

ということは、自賠責の場合は、約3割が手数料という事が分かります。任意保険と言うのは、かなり割高だという事ですね。

損保会社がぼろ儲けをしているというわけでは無い

ここまで見たように、損保会社の利益にならないはずの自賠責保険ですら、保険料の3割近くは手数料として取られるわけです。ですから、自動車保険(任意保険)の手数料が高いのは、仕方のない部分があります。

実際、自動車保険を売って損保会社が凄く大儲けしているかというと、そういう事でもありません。例えば、数年前に損保各社が赤字を出した時期がありましたが、その原因は自動車保険が赤字だったからです。

具体的には、2012年の5月18日に日経新聞が「3大損保の本業赤字、過去最悪に 12年3月期 」という記事を書いています。そして、記事の中に、次のような記述もありました。

保険料の約半分を占める自動車保険は3グループとも赤字体質から脱し切れていない。

自動車保険部門が赤字だから、損保会社としても赤字になっているというわけです。

その当時と比べ、損保会社が儲かる仕組みに変更されてはいます。要するに、保険料は値上げされています。ただ、それでもびっくりするほど儲かると言事でも無いでしょう。

まあ、巨大な自社ビルなどを見ると、余計な金を使っているなあという印象も持ちますけどね。

不要な保険は外すのが大事

何にしても、自動車保険というのは保険料が割高なのは間違いありません。1万円を払うと一人当たり平均で5,000円しか戻ってこないわけですからね。

はっきり言って、競馬などの公営ギャンブルよりも割にあいません。競馬なら掛金の75%から80%は平均で戻ってくるからです。

ギャンブルに例えるのは不謹慎だという人もいるかもしれませんが、保険とギャンブルは構造的には非常に似ているものなのです。ですから一般的なギャンブルと比較して有利不利を考えるのは、それなりに理にかなっています。

ですから、単純な損得で言うと、自動車保険は非常に不利な商品であるという事が出来ます。損得だけで言うと、競馬の足元にも及ばないのが掛け捨て保険ですから。

非常に不利なので、極力利用しないようにすることが必要です。

自動車保険が必要な部分もある

とは言え、対人賠償責任保険や対物賠償責任保険のように、絶対に必要な補償も存在します。交通事故の損害賠償は、非常に高額になる事があります。ですから、保険でないと対処ができないのです。

ということは、保険を必要な部分とそうでない部分に切り分ける事が必要でしょう。具体的に言うと、絶対に必要な部分ではない車両保険などで工夫することが出来ます。

特に中古車や軽自動車の場合は、車両保険は不要な可能性が大きいでしょう。また、補償を「限定」にするなど、保険料を下げる手はいくつか存在します。

バカ高い保険料を払うのがバカバカしいと思ったら、ちょっと検討してみてください。


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自動車保険の保険料が平均で2万5000円も安くなる

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平均で2万5000円、中には5万円も
安くなる人も

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