フリート販売とは| 買い取りオプションが付いた新車販売の事を言います

フリート販売というのをご存知でしょうか。アメリカではフリート販売が盛んで、これがちょっと問題があるようです。

フリート販売がどんなもので、何が問題なのか、ざっくりと確認してみましょう。

フリート販売とは

アメリカでは、「フリート販売」という販売方法が問題になっているようです。英語で書くと”fleet sales” かな。

このフリート販売というのは、どんなものかというと、レンタカー業者などへのまとまった販売のことです。ただまとまった数の車を売るというだけではなく、将来の買い戻し権をつけて売ります。

「○年後に、一台△万円で買い戻します」というような売り方をするわけですね。買取価格の保証があるので、車を買う側としては買いやすくなるわけです。

ノンフリート等級の「フリート」と同じです

fleet とというのは、もともとは「船団」と言う意味の英単語です。そこから転じて、纏め売りの事をフリート販売と呼んでいるのでしょう。

ちなみに、「フリート」は自動車保険のノンフリート等級のフリートと同じですね。

個人の場合は1台ごとに等級を決めるノンフリート等級というのを採用しています。しかし、大手の法人の場合は、全ての車を一括で契約するフリート契約という契約をしているのです。

自動車業界では、まとまった数の車の事を指す場合に「フリート」と言う単語が好んで使われるようですね。

フリート販売の問題点

フリート販売は、まとまった台数の販売なので、1台あたりの価格もかなり安くなるようです。ということで、レンタカー業者としては、かなり大きなメリットが有る仕組みと言えそうです。

ということは、逆に言うと、自動車メーカーにとってはフリート販売はちょっと問題がある売り方ということになります。売値が安い上に、買い戻す必要もあるからです。

しかも、メーカーが買い戻した車は、中古車市場などに流れます。数多くの車が中古車市場に流れば、中古車価格の値崩れの原因にもなるでしょう。

そして、その事が原因で、新車価格の押し下げ要因になることも考えられます。つまり、当面の売上はあるものの、中長期的に見ると問題の方が大きい仕組みであるとも考えられるのです。

日本メーカーは比較的少ない

ちなみに、ビッグスリーのフリート販売の割合は3割ほど、日本メーカーだと1割から2割ほどだという指摘もあります。1

さらには、韓国の起亜自動車は、4分の1がフリート販売が占めるようですね。

日本でもフリート販売が増えている?

最近では、日本でもフリート販売が増えているという話もあるようです。具体的な台数こそ示されていないものの、あるき時の中で、「さらにカーシェアリングやレンタカーなどへのフリート販売も増える一方である」2 という指摘もありました。

短期的に業績を下げないためには、有効な方法なのでしょうけどね。副作用も大きいこの方法に頼らざるを得ないのが現状ということでしょうか。

日本の自動車販売は、相当厳しい状況のようですね。


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  2. ピーク時よりも30%以上減少! 「卒車」に悩まされ新車の売れない日本の販売現場の危機
    1/22(火) 18:05配信 WEB CARTOP []

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